中年サラリーマンの人生を豊かにするためのブログ

団塊ジュニア世代(40代)の中年サラリーマンが抱えるさまざまな悩み(副業や転職、健康など)について、ヒントになる情報を提供します。

気になるニュース ジョンソン・エンド・ジョンソンのベビーパウダーにアスベスト混入?

私が大学を卒業して入社した会社は、アメリカ、ジョンソン・エンド・ジョンソンの日本法人でした。


右も左も分からない私は、この会社で営業として社会人生活を始めました。
当時はパソコンも普及していない状況でしたので、自宅に会社支給のFAXが置かれ、毎日営業員全員のノルマ達成率がFAXで送られてきました。厳しくも様々な先進的な経営手法や哲学を学ばせてくれた、そんな会社でした。

そんな、愛着ある古巣のジョンソン・エンド・ジョンソンに気になるニュースが入ってきました。

 

ジョンソンエンドジョンソンのベビーパウダーにアスベスト混入というニュース

 

 


1、ニュースの内容

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンが販売しているベビーパウダーに発がん性があるアスベストが混入しているといいうニュースです。

しかも、同社はそれを以前から知っていて公表をせずに、当局にも報告していないというのです。

 

2、Our Credo

 

ジョンソン・エンド・ジョンソンには有名な経営哲学があります。それがOur Credo(我が信条)です。

この経営哲学には会社は4つの責任を持っており、顧客、社員、社会、株主に対して誠実でなければならないということが明記されています。

アメリカでは、とかく株主価値重視の経営がされており、株主の利益を優先する企業が多い中、ジョンソン・エンド・ジョンソンは株主にも増して、顧客、社員、社会に責任を持つとしています。

社員もこの経営哲学に沿った行動を行っているか、年に数回、クレドサーベイという形でチェックされます。

また、年に数回、様々な場面においてどのように行動すべきかといった研修も行われます。

このように、ジョンソン・エンド・ジョンソンで働く人は、このOur Credoを徹底的に叩き込まれるのです。

 

この経営哲学の実践的な事例としてよく知られているのが、タイレノール事件です。

1982年に同社の鎮痛薬「タイレノール」に毒物が混入され、7名の死者を出します。その際、ジョンソン・エンド・ジョンソンは全商品の回収を行い、マスコミを通じて、「タイレノールは使わないように」と発信したのです。

そして、異物混入を防ぐパッケージを開発し、再販売を行った結果、多くの支持を得る事になりました。

一時的な売上減よりも、長期的な顧客や社会との信頼を重視したこの事例はジョンソン・エンド・ジョンソン社内にとどまらず、幅広くリスク管理の手本とされ、周知されています。

 

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感想(1件)

 
3、今回の件で思うこと

 

私はOur Credoをよく理解しているので、今回のニュースを俄かには信じられません。ジョンソンベビーは子どもが安心して使えるように細心の注意を払って開発されています。

そのベビーパウダーアスベストが混入しており、さらにその事実を隠蔽していたというのです。

きっと、何かの間違いであって欲しい、もし間違いでないのであれば、遅きに失した感はありますが、今からでもタイレノール事件の時のような対応を取って欲しいと切に願います。

 
今回も最後までお読みいただき、ありがとう御座いました。

 

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