中年サラリーマンの人生を豊かにするためのブログ

団塊ジュニア世代(40代)の中年サラリーマンが抱えるさまざまな悩み(副業や転職、健康など)について、ヒントになる情報を提供します。

40代の転職、これだけは気を付けたいこと

 

今の会社で給与増が望めない、出世が望めない。
サラリーマンである以上、皆さんが抱える悩みですよね。
そんな時、皆さんはどうしますか?
選択肢の1つが転職ですよね。
そこで、今回は40代の転職について、考えていきたいと思います。

f:id:marikake:20181124111849j:plain

 

 

1.40代で転職する理由は?

皆さんも転職を考えた事があると思いますが、何故、転職をしようと思ったのか、きちんと整理したことはありますか。


冒頭に述べたように給与を増加させたいのか、やりがいのある仕事につきたいのか、いろいろ転職をする理由はあると思いますが、本当に何で転職をしたいのか、これが定まらないと転職活動がうまく進みません。

 

少し古いですが、15年3月に発表されたリクルートワークス研究所が行った「ワーキングパーソン調査2014」で、40代の転職実態が明らかになっています。

 

これによると、40代で最も重要な退職理由は、会社の安定性や将来への不安で13.7%、次いで、賃金への不満で12.4%となっています。その他は会社の倒産や事業所の閉鎖、仕事内容への不満となります。

これを見ると、仕事のやりがいというよりは給与や待遇面の改善が主な転職理由になっているようです。

 

では、転職により給与は上がっているのでしょうか。同じ調査で、転職前と転職後の給与比較調査が行われています。

こちらによると、40代以上の転職で年収がダウンした人の割合は38.4%。逆に上昇した人の割合は41.2%でした。

これだけを見ると、年収も増加しているように見えるのですが、30-34歳で比較すると、年収ダウンが29.8%。アップが47.4%となっており、年収のダウン率が年とともに高まっていることがわかります。

これが50代になるとなお顕著で、年収アップが28.4%に対し、年収ダウンが56.7%になります。

やはり、年とともに年収のアップは見込めなくなるようです。

 

以上を踏まえ、40代で転職する理由を整理すると、
・年収をアップさせたい。待遇を改善したい
・やりがいのある仕事につきたい
・会社の安定性の確保や将来の不安を解消したい

などになるのでしょうか。

あなたは、何故、40代で転職したいと考えているのでしょうか。転職理由をきちんと棚卸しすることが重要です。

 

転職活動を進めるためには、転職エージェントを使うことが重要ですよね。

 

 

2.40代の転職のリスクとは

 

サラリーマンで40代といえば、会社の中では中堅で課長や部長として業務を推進していく立場と言うのが一般的だと思います。

50代のピークに向けて、給料も上昇傾向にあります。

また、プライベートに目を向けると、扶養家族を抱えて、教育費もまだまだかかる状況だと思います。

このような状況で転職をすることは、それなりのリスクを負うことになります。

 

2-1.転職先のリスク

 

今、勤務している会社の将来性に不安だという転職理由もありましたが、転職先が安定かどうかは入ってみないと分かりません。外面は良くても、内情は散々ということもあります。もしかしたら、休暇も取れないかもしれません。

そんなリスクを解消するために、最近では、Vorkersのような口コミサイトがあります。

https://www.vorkers.com/


ここに記載されている内容が全て正しいわけではありませんが、なんとなくの感触は分かります。

試しに自分が勤めている会社の口コミを見てみるのもいいですね。

 

2-2.ノルマ達成や短期的な成果を求められるリスク

 

40代での転職になると、転職先も即戦力を期待します。あなたのスキルや経験を買う訳ですから、当然、あなたに対する期待値も高まります。

もしかしたら、ものすごいノルマを与えられるかもしれませんし、すぐに成果を出すことを求められるかもしれません。

これに対する対処策は転職先の期待値をコントロールすることなのですが、コントロールし過ぎると転職先でもらう給料も減少してしまいますし、もしかしたら不採用になってしまうかもしれません。

相手の状況を見ながら、適切に期待値をコントロールする、もしくは成果を出すための条件を入社前から伝え、入社後のスタートダッシュを図ることが必要になるのかもしれません。

 

2-3.転職先でいじめられるリスク


これ、結構切実です。私も経験しました。特に古い会社であればあるほど、「あいつは仲間じゃない」とか、わざと昔話をしてのけ者にしたりします。

これに対処するにはこつこつと成果を出すことが必要になるのですが、陰湿な会社もあるので注意が必要です。

先述したVorkersなどの口コミサイトを活用したり、転職者の受け入れ状況などを確認して、転職先がどのような会社かを把握しておくことが大事です。

 

スポンサーリンク

 

 

3.40代の転職で得られるメリット


今まではデメリットを話してきましたが、逆にメリットもあります。

特に、今勤めている会社でくすぶってしまっているような人には、転職は大きなメリットをもたらすでしょう。


・成果を出しているのにきちんと評価されない。

・外様ということで、要職に就けない

・今までの経験や知識とは全然違う仕事に従事させられている

ただし、転職を決める前にもう1度踏みとどまって考えてください。

転職先でも同じ状況は起こり得るのです。

転職先でも適正な評価が得られないこともあるでしょう。外様なので要職に就けないこともあるでしょうし、期待していた仕事に従事できないかもしれません。

今の不満や受けている処遇は、転職先でも十分に起こりうることなのです。


4.それでもあなたは転職しますか?

 

先ほども述べたように給与や待遇が改善するのは30代後半もしくは40代前半です。それ以降は一般的に転職により処遇は悪化します。

あなたは今の置かれている状況が嫌だ、納得いかない、もっと俺はできるはずだという理由だけで転職活動をしていませんか?

どんなことにおいてもそうですが、マイナスの改善からスタートする検討はうまく行きません。

転職するなら、自分の更なる成長や生きがいに目を向けて活動することが、望ましいのではないでしょうか。

 

5.転職以外の道もある

 

ちなみに、あなたは転職ではなく副業しようとは考えませんでしたか?

まだ副業禁止の会社が多いですが、今後確実に副業は認められるようになります。

もし、今働いている会社で激務でなければ、私はこの副業こそが40代サラリーマンが進むべき道なのではないかと考えています。

処遇の改善であれば副業でアルバイトをしてもいいですし、やりがいを求めるのであれば今までのスキルや知見を売るサービスもあります。

また、小さく起業してもいいと思います。

この副業には目立ったリスクはありません。

副業禁止の会社でも、勤めている会社の事業との関係性が低い副業であれば、就業時間以外に行うことは判例でも認められています。

転職をして様々なリスクを抱える道を選ぶなら、副業という道も平行して検討してみるといいかもしれませんね。

 

プライバシーポリシー