気になるニュース:早期退職、1~9月で1万人超
皆さん、こんにちは。
少し前になりますが、10月9日の日経新聞に早期退職が増えているというニュースが掲載されました。
今回はその記事を紹介させていただくとともに、サラリーマン人生をどうしていくべきかを考えていきたいと思います。
1、記事の内容
東京商工リサーチによると、2019年1~9月に上場企業27社が合計で1万342人の早期退職者を募集したと発表しました。
18年の年間(12社 4,126人)の2.5倍に相当します。
経営不振の電機やアパレルに加え、業績が好調な企業も今のうちに人員を適正化し、事業環境の変化に備えようとする企業も多いようです。
バブル期に大量入社した40~50歳代社員が多い「逆ピラミッド状態」を是正したい企業が増えていると東京商工リサーチは分析しています。
年功序列型の賃金では50~54歳の賃金が最も高くなり、多くの企業では中高年がボリュームコストになっています。
人員削減で浮いた原資を若手や外部人材の登用に回し、組織の活性化や新陳代謝を急いでいます。
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2、リストラは善か悪か
今までの日本型雇用は、年功序列・終身雇用といった1つの会社で完結するというものでした。
その観点から言えば、リストラはサラリーマンにとって極めて厳しいもので、よくドラマなどでも悲惨なサラリーマンとして描かれていました。
ところが、現在はどうでしょうか?
今でも日本型雇用を維持している会社は多いものの、だいぶ少なくなってきているのではないでしょうか。
この日本型雇用の最も問題なことは、やってもやらなくても評価や報酬に直結しないことです。年功で昇進をしていきますし、クビになることがないので、多くの働きの悪いフリーライダーを一握りの優秀な人材が支える構造になります。
当然、若い優秀な人材は、このような企業から流出していきます。
企業にとっては、なるべくフリーライダーに出て行っていただき、優秀な人材に給料を多く支払い、会社にとどまってもらう方がよいのです。リストラはその観点で、主に給料の高い中高年をターゲットに行われます。その年代を狙い撃ちにする際はフリーライダーだけではなく優秀な人材も辞めていくことになりますが、それでも若い世代のリテンションを促すことの方が企業にとっては重要なのです。
一方、サラリーマン側にとってはどうでしょうか?
フリーライダーの方にとっては会社に居続けられる方がよいのは当然です。
しかし、景気が悪くなってからリストラをされたらどうなるのでしょうか。それこそ路頭に迷うことになります。
今はまだ景気が良いので、求人もあります。ですから、景気が良いうちにリストラをするというのは、企業にとってもサラリーマンにとってもよいことなのです。
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3、これからのサラリーマン生活をどう過ごしていくか
今、日本では年金支給が70歳に伸びると言われています。企業側に定年を伸ばす、定年後も雇用を継続するように促す取り組みが行われています。
我々40代のサラリーマンは、あと30年近くも働かなければならないのです。
給料のピークも今までの年功序列の賃金体系が崩壊している中、伸び続けることは期待できません。50歳前に給料のピークが来るかもしれません。
そうした厳しい状況の中、我々サラリーマンは、自らの能力を高め、どの企業でも雇ってもらう、もしくは自分でも仕事ができるようにしなければなりません。
そのためには与えられた仕事をするだけではなく、将来の自分の能力開発のためにどのような仕事を行うべきかを考え、その仕事に全力で取り組むことが必要です。
私は将来を見据え、自身の能力開発のために、様々な仕事を自ら作っています。仕事は忙しいですが、いろいろ経験できないことにチャレンジできていまうし、今まで接点のなかった人ともつながりもできつつあります。
今はがむしゃらに働き、どんな環境になっても生きていける能力を身につけていきたいと考えています。そうすれば、リストラなんて怖くありません。
皆さん、頑張っていきましょう!
本日も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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