中年サラリーマンの新しい副業の形:ギグワーキング
皆さん、こんにちは。
今回は、2019年7月5日付けの日経新聞でも紹介された、「ギグワーキング」について、考察してみます。
1、ギグワーキングとは?
ギグワーキングの「ギグ」とは英語で日雇い労働を指します。
デジタル技術の進展で、飲食店のアルバイトから事務作業まで、「働き手」と「働く場」をマッチングするサービスが進展してきました。
このようなサービスを利用して、日雇いなど短期の労働を行うことを、ギグワーキングと呼びます。
ギグワーキングを進めているサービスは、以下のようなものがあります。
ビザスグ:ビジネス相談
助太刀:建設系、現場の職人を募集
タイミー:飲食店など単発アルバイトを募集
ゼヒトモ:英会話や写真撮影
ハコベル:空き時間があるトラック運転手を活用
メリービズ:経理業務
このほか、クラウドワークスやランサーズといったクラウドソーシングにも単発の仕事があります。
2、中年サラリーマンが副業として考えること
副業を何故するのか、まずはその理由を明らかにするべきです。
目的がお金の場合、お金を稼ぐためには、今までのノウハウを売るか、余っている時間を売るかということになります。
目的が自己実現の場合、自分のノウハウをベースにサービスを展開することになります。この目的の場合、時間を売るという概念は捨てるべきです。
いずれにせよ、時間を売るか、ノウハウを売るか、副業をするには大きくはこのどちらかを選ぶことになります。
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3、時間を売る副業にギグワーキングは最適
余っている時間を使って、お金を稼ぐことになります。こちらの副業は、まさに今回の記事にしているギグワーキングが有効です。
副業ですから、いつ時間が余るかがわからない。そんなときにはこのギグワーキングが最適だと思います。その時の気分に合わせて、副業できるのがいいですよね。
時間を売る副業として、ギグワーキング以外にもウーバーイーツの配達員というのも有効です。
ギグワーキングは企業側にもメリットがあります。
企業にとって繁閑の差が大きい業務をギグワークで埋めることができます。
例えば、経理業務は月末月初が忙しく、月中は暇になります。月末月初のピークに合わせると、月中に人が余りますし、月中に合わせると月末月初に残業が増えることになります。
このような場合、ギグワーキングで人員を埋められれば有効ですよね。
4、ギグワーキングで留意すべきこと
問題なのは、企業側が求めるスキルと働き手のスキルのマッチングができるかどうかということです。
先ほど述べたような経理業務などは、その企業独自のルールがありますから、それを短期的な労働者が理解するのは大変です。
飲食店でも、皿洗いはできると思いますが、ホール業務は机の番号などを覚えたり、短期で果たして戦力になるのかということが問題になります。
結局、短期でこなせる仕事は限定的になると思われます。
また、短期労働でも、雇用契約を結ぶことになります。そうなれば、労働時間管理が本業側に発生します。これも大きな問題です。
サラリーマンの副業として、ギグワーキングを活用するためには、様々なハードルを越える必要があります。
現状は、フリーランスの方や学生の方に有効な手段だと思います。
今回も最後までお読みいただき、ありがとうございました。
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